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デート中の会話術:女性が食事のメニュー選びに迷った時の正解とNG行動

「飲食デートの会話術 メニューに迷う女性への対応の正解」。レストランの席で男女が一緒にメニューを見て相談している青系イラスト。下部帯に「待ち時間を会話に変える」。 デート術・エスコート
この記事は約18分で読めます。

食事デートで、女性がメニュー選びに迷う。
よくある場面です。

この時に何を考えていますか?

  • 焦らせて急かすのはよくない。
  • しかし代わりに決めるのも違う。

「これはわかる、でも具体的にどうすれば…」
こう困ったり、不安に感じていませんか?

あるいは、「この後何を話そう…」
こう考えながら、自分のメニューを決めていませんか?

実はこの時間は、男性にとって、大きなチャンスでありボーナスタイムです。

  • 女性との会話で話題が見つからない。
  • デート中の沈黙が怖い。

こう感じている人は少なくはありません。
ではここに、「誰でも話せるトークテーマ」があったらどうでしょうか?

「男女共通の話題」、そして「専門知識がいらないライトなテーマ」。
これがあるなら話はできる。
そう感じませんか?

女性がメニュー選びで迷う時間。
これは、男性が耐える待ち時間ではありません。
 
女性が「食べ物」という、「誰でも参加しやすい話題」を出してくれている時間です。

女性がメニュー選びで迷っている時に男性が取るべき姿勢とはなにか。
結論から言えば、急かさず、奪わず、放置せず、その迷いを一緒に会話として楽しむことです。

「ただの待ち時間」として消費してしまっている時間を、女性との心の距離を近くするための会話に変える。

そんな視点の転換から始めていきましょう。

  1. 食事デートで女性がメニューに迷う時間は、会話下手でも話せるチャンス
    1. 女性のメニュー選びを「待ち時間」ではなく会話のきっかけに変える
    2. 食事やメニューの話は、初デートでも話しやすい男女共通の話題
  2. 女性がメニューで迷う時に男性が避けたいNG行為と失敗例
    1. 女性のメニュー選びを急かすと、食事デートの空気が悪くなる
    2. 「ゆっくりでいいよ」だけでは、女性との会話には参加できていない
    3. 黙って待つだけでは、メニュー選び中の女性を放置しているように見える
  3. 女性がメニュー選びで迷う理由|決められないのではなく、選ぶ時間を楽しんでいる
    1. 「決められない女性を助ける」という食事デートの勘違いを捨てる
  4. 女性のメニューを決めてあげるのは逆効果|食事デートの会話が終わる理由
    1. 「Aがいいんじゃない?」は注文を進めるが、メニュー選びの会話を閉じる
    2. 早く注文を決めるほど、デート中の次の話題作りを自分で背負う
  5. 食事デートで男性が取るべき立場は「決定代行」ではなく「共感役」
    1. 女性の選択権は残したまま、メニュー選びの迷いには一緒に入る
    2. 食事デートのリードとは、女性がメニューを選びやすい空気を作ること
  6. 【実践】女性がメニューで迷う時の会話術|急かさず、奪わず、放置しない
    1. ステップ1|食事デートでは、まず女性の今の気分を聞く
    2. ステップ2|メニュー選びから女性の好みや選び方を拾う
    3. ステップ3|最後は直感に戻して、メニューの決定権を女性に返す
    4. 女性との会話でNGな決めつけ|共感のつもりで相手を断定しない
  7. 注文前に「話しやすい人」になると、食事デート後半の会話が楽になる
    1. メニュー選び中の会話は、注文後の話しやすい空気を作る
    2. 食事デートでは、早く注文することより「話しやすい印象」が大切
  8. まとめ|女性がメニューで迷う時間は、食事デートの会話チャンス

食事デートで女性がメニューに迷う時間は、会話下手でも話せるチャンス

女性と話すのが得意じゃない。
まだ親しくないから共通の話題が分からない。

デートでよくある悩みの1つだと思います。

この不安を解決に導く考え方をまず2つ、簡単にまとめてみました。

女性のメニュー選びを「待ち時間」ではなく会話のきっかけに変える

女性がメニュー選びで迷っている。

多くの男性は無意識にプレッシャーを感じ、解決しようとしてしまいます。

よくある思考の流れ
  • 女性がメニューで迷う
     ↓ ↓
  • 男が何とかしなければ
     ↓ ↓
  • 提案する
    決めてあげる
    急かさず待つ
  • 女性の迷いを「面倒」「待ち時間」「早く処理すべきタスク」として捉えた典型例です。

メニューに悩む女性を急かす。
これでは女性に焦りが生まれ、空気も硬くなります(*1)

考え方を変えてください。

女性がメニュー選びで迷う時間。
耐えて待つ時間ではありません。

メニュー選びに迷う女性。
決めるのが遅い人ではありません。

少しだけ視界のピントをずらしてみるだけで、この状況はまるで別の景色へと変わります。

持つべき思考の流れ
  • 女性がメニューで迷う
     ↓ ↓
  • 女性が「トークテーマ:ご飯」を出してくれた
     ↓ ↓
  • トークテーマに沿って楽しく話す

もちろん、女性に「トークテーマを提供している」という意図があるとは限りません。

ですが、男性側の考え方1つで「待ち時間」が、「楽しく話す時間」に変わります。

食事デートで女性がメニュー選びに迷う場面について、男性側の捉え方・反応・結果を比較した図解。NGな捉え方では「決めるのが遅い」「優柔不断」「待たされている」と見なし、「急かす・黙る・決める」「イライラする」「スマホを見る・無言になる」ことで、「空気が硬くなる」「相手への評価が下がる」「会話機会を失う」と示している。望ましい捉え方では「女性が話題を提供してくれている」「ボーナスタイム」と考え、「迷いに乗る」「共感を積む」ことで、「会話が生まれる」「話しやすさが伝わる」と説明している。
メニュー選びは会話のチャンス。

そして、この捉え方の違いが「結果」に繋がっていきます。

食事やメニューの話は、初デートでも話しやすい男女共通の話題

デート中に盛り上がる会話として、これらを探したことはありませんか?

  • 女性との共通点。
  • 自分にもわかる話題。

事実として、自分にもわかる共通の話題があれば、会話は楽になります。

次に、女性との会話で、男性が苦手意識を持ちやすいのが下記です。

美容の話
肌質や成分、ケアやコストに関する知識が必要。

仕事の話
女性の立場や疲労感、キャリア観にまで細かい配慮が必要。

人生相談
浅くても深くても、圧倒的な責任が生じます。

例えば初回のデートであれば、「知識」「配慮」「責任」を伴う会話より、もっと楽に話したいですよね。

では、ご飯の話はどうでしょうか?
トークテーマは「今食べたいご飯の話」です。

  • 限定か、定番か。
  • 重いか、軽いか。
  • 辛いか、甘いか。
  • 肉か魚かその他か。
  • 量が多いかどうか。
  • おいしそうかどうか。

直感的でシンプルなやり取りだけで十分に会話になります。
そして、男性側が気の利いた「正解」を出す必要がありません

女性がメニューに迷う時間とは。
 
「オーダー後に何を話そうか考える作戦タイム」ではありません。
 
「男女共通誰でも話せる話題で盛り上がれる時間」です。

女性がメニューで迷う時に男性が避けたいNG行為と失敗例

ここからは、女性がメニュー選びで迷っている時にやりがちな失敗例を整理します。

ポイントは、女性の迷いそのものではありません。

その迷いを見た男性側が、焦って処理しようとしたり、逆に何もできずに引いてしまったりすることです。

  • 女性を急かす。
  • 女性を放置する。
  • メニューを決めようとする。

一見それぞれ違う反応に見えますが、どれも「迷いにどう参加すればいいか分からない」時に起こりやすい失敗です。

女性のメニュー選びを急かすと、食事デートの空気が悪くなる

急かすという行為は、相手の「迷い」の否定に繋がります。

食事前から空気を硬く凍らせ、「余裕がない」「私のペースを嫌がる」「一緒にいると焦らされそう」というネガティブな印象を与えかねません。

  • 優柔不断なのか?
  • 早く決めてほしい

これらの「待たされているという発想」は不用意な言葉を生み出しかねません。

♂️「まだ?」
♂️「早く決めよ」
♂️「そんなに迷う?」
♂️「こっちでよくない?」
こうした言動が漏れてしまえば、女性からの印象を損ねます。

「ゆっくりでいいよ」だけでは、女性との会話には参加できていない

では、急かさなければそれでいいのでしょうか。

  • 優しく見守る
  • 急かさず待つ
  • 選択権を尊重する

恋愛指南でよく見かける定番アドバイスです。

  • 男らしくリードする
  • 自然におすすめを伝える
  • 女性の選択肢を絞ってあげる

こうした助言もよく見かけます。

間違いではありませんが、あまりにも浅いアドバイスでしかありません。

スマートな紳士であるためには、そこから一段進んだ振る舞いが求められます。

ただ待つだけではなく、その「迷い」に会話として参加し共感する。
ただし、決して決定権は奪わない。

黙って待つだけでは、メニュー選び中の女性を放置しているように見える

これはよくある失敗例ですが、急かさないために「無」になるパターンです。

「スマホを眺めているから、気にせずゆっくり決めて」
このアピールは浅い発想でしかありません(*2)

何もせず無言ではプレッシャーを与える。
だから自分の時間を過ごす。
この発想は理解できます。

これが女性目線ではどう映ってしまうのかを考えてみて下さい。

  • 私に興味がなさそう
  • 一緒に選んでくれない
  • 退屈させてしまっている

こう思われたのでは、テーブルを挟んだ距離以上の心理的な壁が生まれます。

確かに「選択権を奪わない」という意味では、静かに見守るのも悪くはありません。

ですが、女性からすれば、「急かされることなく、ただ、無の時間が過ぎていっただけ」こうなりかねません。

ただ黙って待つだけでは、せっかく女性が提供してくれた「ご飯トーク」の機会を無駄に捨てているのと同じです。

待つだけでは足りない。
迷いを奪ってもいけない。
一緒に迷いを共有する。

これが、この場面における最適なスタンスです。

女性がメニュー選びで迷う理由|決められないのではなく、選ぶ時間を楽しんでいる

迷うことすら楽しみの1つです。

そして、スマートなエスコートリードは、「代理選択」や「時間短縮」とは違います。

思い出してください。

お小遣いの100円玉を握りしめて、どのガチャガチャを買うか迷った子供の頃。
誕生日プレゼントで買ってもらう玩具を迷っていたあの日の時間。

楽しくない時間でしたか?
決められないまま大人になりましたか?

「ガチャガチャはこの台でいいんじゃない?」
「誕生日プレゼントはこれでいいんじゃない?」

もしこう言われたら、親の「代理選択」や「時間短縮」を素直に喜べましたか?

「決められない女性を助ける」という食事デートの勘違いを捨てる

♂️「決められない人なんだな」
♂️「決められないなら決めてあげなくては」
あまりにも雑な見方です。

「迷っていること」と「決められないこと」は、まったくの別物です。

多くの場合、ただ純粋に迷っているだけ。
メニューくらい、最後は本人が自分で決められます。

考えてもみてください。
本当に食べるものすら自力で決められないのであれば、既に命を落としています。

女性が迷っているのは、決して「代わりに決めてほしいから」とは限りません。

男性の役目は決定を代行することではありません。
 
「決められない女性を助ける」という勘違いを捨て、「決めるまでの迷いに付き合う」へとシフトしてください。
 
迷っている時間そのものが、相手の好みや今日の気分を知る、豊潤な会話のきっかけになります。

女性のメニューを決めてあげるのは逆効果|食事デートの会話が終わる理由

次は、女性との「トークに慣れていない人ほど陥りやすいミス」であり、リードしなければという「真面目さが生む罠」。

それが「解の提示」です。

「Aがいいんじゃない?」は注文を進めるが、メニュー選びの会話を閉じる

迷っている女性を見かねてしまい、つい口にする言葉。

  • 迷うならこれはどう?
  • 俺はこれがいいと思う
  • こっちの方がよさそうだよ
  • じゃあこれがいいんじゃない?

優しく決断を後押ししている親切な振る舞い。
そう勘違いしていませんか?

これは、「どんな話題でも盛り上げられるトーク賢者」や、「既に関係値が構築されている仲」であれば有効です。

ですが、マッチングアプリの初回デートや相談所の顔合わせなど。
まだ「相手との共通点を見つけきれていない状態」だと話が変わります。

1つの例を見てみましょう。

たとえば、女性が「メニューA」と「メニューB」で迷っている場合。

♂️「Aがいいんじゃない?」
♀️「じゃあ、Aにするね」

注文は決まり、待ち時間も短縮。

一見、何も問題なくスムーズに事が運んだように見えます。

しかし、本当の問題はその直後にやってきます。

ご飯選びの話題が終わったあと、一体何を話すのか。

「Aがいいんじゃない?」でメニュー選びは強制終了
女性側が提供してくれた超イージーなトークテーマが1つ消滅

その瞬間から、男性はまた自力でトークを切り開く必要に迫られます。

  • 女性との共通点。
  • 盛り上がれる話題。
  • 自分にもわかる話題。

沈黙を生まずに、上記を満たす次の話題を出さなければなりません。

早く注文を決めるほど、デート中の次の話題作りを自分で背負う

話題を沢山持っているトーク賢者。
既に関係値が構築されている仲。
こうした場合は問題はないでしょう。

ですが、トークに不安に思うのであれば、せっかく生まれた「誰でも話せる共通の話題」を、男性自らが早々に結論付け片づけてしまうのは、正解とは言えません。

提案すること自体が悪いわけではありません。

問題なのは、提案によって「会話の扉を閉じてしまうこと」です。

会話が苦手な人ほど、余裕がなく沈黙を恐れがちです。
その結果、まるで会議のように効率よく正解を出そうとしてしまうことがあります。

ですが、デートの会話は会議ではありません。

「結論に至るまでのやりとり」にこそ意味があります。
「効率よく結論を出す場」ではないんです。

何を注文するかより、そこに至る何気ない会話のラリーの方が「一緒にいて楽かどうか」に影響を与えます。

会話が苦手な人は、事前に「話すネタ」を用意しようとします。
 
立派な努力であり会話の手札になります。
ですが手札は無限ではありません。

 
ポツンと現れた「ご飯トーク」。
この共通の話題を拾わない手はありません。

食事デートで男性が取るべき立場は「決定代行」ではなく「共感役」

急かさない、会話する、でも決めない。
「なら、どうすればいいの?」と思うかもしれません。

真面目に考えすぎです。
「解の提示」ではなく「悩みの共感」でいいんです。

女性の選択権は残したまま、メニュー選びの迷いには一緒に入る

リードしているつもりの男性が言いがちなセリフ。

♂️「このお店はこれが美味しかったよ」
♂️「このお店のイチオシはこれだよ」

一見リードしているように見えるかもしれません。

具体的に「これにしたら?」と言っている訳ではないので、これはセーフだと勘違いしやすいポイントです。

ですが、もし女性がそのメニューに惹かれていなかった場合はどうでしょうか?

♀️「気を使ってそれを選んだ方がいいかな…」
こう余計な負担をかけてしまいます。

これは、「スマートなリード」と「コントロール」をはき違えた、いわば「選択肢の略奪」です。

男性がやるべきことは、決めることではありません。

迷っている過程に付き合うこと。
つまり、決定者ではなく「共感役」に徹することです。

「共感役」の具体的な立ち回りと防衛的利点
  • 相手の迷いを否定しない。急かさない
  • 自分の好みを決めつけない
  • 代わりに決めない。
  • どのあたりで迷ってるの?と理由を聞く。
  • 「それも美味しそうだね」と気分に乗る。
  • 一緒にメニューを眺め、選択肢の魅力を言語化する。
  • 最終決定は必ず本人に委ねる。
会話を途切れさせない防衛的利点

これを徹底する最大のメリットは、男性側が高度な話題を一切用意しなくて済むことです。

相手の選択権を奪わずに会話が長く続き、自然な流れで相手の好みを把握できます。

頑張って気の利いたエピソードを話さなくても、食事前から勝手に空気が柔らかくなっていくのです。

選択権は相手に残す。
でも、迷いの時間には一緒に入る。

 
急かさず、奪わず、放置せず、話題乗る。

これが、メニュー選びにおいて最も安全で、最も効果的なスタンスです。

食事デートのリードとは、女性がメニューを選びやすい空気を作ること

食事デートでの本当の意味でのリードとは、「女性の代わりに決めること」ではありません。

  • 女性が迷っても空気を悪くしない
  • 選択しやすい雰囲気を作る
  • 会話の流れを優しく支える
  • 最後は女性の意思を尊重する

女性の「選択の楽しさ」をサポートする。
これが、大人の男性が提供すべきエスコートです。

ここでのポイントは「共感」と「誘導」の違いです。

共感
女性の迷いに寄り添い、付き合うこと。
誘導
自分の都合のいい結論(=早く注文を終わらせる等)に持っていくこと。

ここを混同すると、ただの「選択権を奪う男」へと転落してしまいます。

食事デートで女性がメニュー選びに迷う場面における、男性の声かけを「共感」と「誘導」で比較した図解。共感は「相手の迷いに寄り添う」アプローチとして、「どっちも良さそうだね」「今日はどっちの気分?」「これは迷う理由わかるな」という会話例を示し、結末として「会話が広がる」と説明している。誘導は「相手の選択肢を狭めてしまう」アプローチとして、「こっちにしなよ」「それはやめときなよ」「迷うならこれでいいじゃん」という会話例を示し、結末として「会話が閉じる」と説明している。
共感は会話を広げ、誘導は会話を閉じる。

「女性をリードすること」
「女性の選択肢を略奪すること」
これは全く別の物です。

良かれと思った一言が、自ら会話を終わらせる刃になってしまうこともあります。

【実践】女性がメニューで迷う時の会話術|急かさず、奪わず、放置しない

ここからは、具体的に「どうやって迷いの空間に一緒に入り、共感を示すのか」という実践的なステップに入ります。

難しい気の利いたジョークは一切不要です。
ただ、目の前のメニューを題材に、優しく問いを重ねていくだけで成立します。

ステップ1|食事デートでは、まず女性の今の気分を聞く

まずは、大雑把に気分に関するトーク。
漠然とした気分を紐解く質問です。

選択肢を狭めるためではなく、あくまで「今の気分に寄り添う」ためのアプローチと考えてください。

■例文■

  • 「お腹の空き具合ってどれくらい?」
  • 「今日は重めの気分?それとも軽めの気分?」
  • 「さっぱり系と濃いめなら、どっちが惹かれる?」

このように、ふんわりとした二択や体調への気遣いを投げる。

尊重すべきは女性のペースであり、具体的な選択肢の提示ではありません。

ステップ2|メニュー選びから女性の好みや選び方を拾う

次は、女性の「好みや性格の傾向」を拾う話題です。

ご飯の話を通して、相手のパーソナリティに触れることができます。

■例文■

  • 「ちょっと変わったメニューに惹かれたりする?」
  • 「いつも大体同じものを頼むタイプ?それとも毎回変える?」
  • 「お店の看板メニューと期間限定だったらどっちにするタイプ?」

相手から質問に対する正解を聞き出すことが目的ではありません。

「私はこっち派だよ」というように、他愛のない自己開示のラリーが目的です。

ステップ3|最後は直感に戻して、メニューの決定権を女性に返す

決して男性側が結論を押し付けず、ふわりと決定権を女性の手に戻すようにしてください。

■例文■

  • 「直感で、まだ頭に残ってる方はどっち?」
  • 「どれを選んでも、決めた方が今日の正解でいいと思う」
  • 「色々話したけど、最後は今日の気分で直感でいいと思う」

自分からどちらかが正解だと言うのではなく、女性の選択を後押しする。
これが大事です。

女性との会話でNGな決めつけ|共感のつもりで相手を断定しない

ただし、ここで一つだけ絶対に避けるべき禁忌があります。
それは、「相手の心を読んだ気になって、勝手に決めつけること」です。

例えば、女性がメニューのスイーツコーナーを見ていた場合。

♂️「やっぱり疲れたときには、甘いものが欲しくなるよね」

♀️「いや私そうならないですけど…」
♀️「別に疲れてませんけど…」

まだ関係が深まりきっていない段階で、あたかも「相手を熟知しているかのような口ぶり」は、共感ではなく単なる「知ったかぶり」または「決めつけ」として映りかねません。

一般論(OKライン)
疲れると甘いものが欲しくなると言われている。
自己開示(OKライン)
自分は疲れると甘いものが欲しくなる。

これと、
♂️「あなたこうだよね。」
♂️「あなたこうだよね。」
これらの「知ったかぶり」や「決めつけ」は別の物です。

心理学において、人は「自分の感情や状態を他人に勝手に定義されること」に対して、強い心理的抵抗(リアクタンス)を覚えます(*3)

「自分がこう思う(例:僕は疲れると甘いものが食べたくなるな)」という自己開示は、親しみやすさを生むため大きな問題はありません(*4)

しかし、「あなたはこう感じているはずだ」という断定は、相手の心の境界線を土足で踏み越える行為です(*5)(*6)

「まるで女性心理を熟知していると言いたげな、勘違いした男性」という不名誉なレッテルを貼られかねないため、推測を事実のように語るのは避けましょう(*7)

注文前に「話しやすい人」になると、食事デート後半の会話が楽になる

ここまで、具体的なトークのステップや注意点を見てきました。

最後に、なぜここまで「メニュー選びの時間」にこだわる必要があるのか。

その最大の理由を解説します。

メニュー選び中の会話は、注文後の話しやすい空気を作る

メニューを決めるまでの数分間。
ここでの行動が、「オーダー後の会話」にも影響します。

ここで急かさず、奪わず、放置せずに会話へ参加できると、注文を終えた時点で、女性の中には「少し話しやすい人」という印象が残りやすいです(*8)

大きな盛り上がりを作る必要はありません。

メニューを見ながら、今日の気分や好みに軽く触れる。
それだけでも、「焦らせない」「面倒がらない」「話していて圧がない」という空気は作れます。

つまり、メニュー選びは注文前だけで完結する時間ではありません。
その後の会話を楽にするための、最初の空気作りです。

食事デートで女性がメニュー選びに迷う場面について、男性の振る舞いと女性に残る印象を対応させた図解。男性が「急かさず待てる」と女性には「この人は焦らせない」と伝わり、「迷いに付き合える」と「小さなことも面倒がらない」と受け取られる。「いっしょにメニューを見る」と「会話に参加してくれる」、「決定権を奪わない」と「自分の意思を尊重してくれる」、「軽い質問を重ねる」と「話していて圧がない」という印象につながることを、5つのカードで説明している。
注文前の振る舞いが、話しやすい印象を作る。

言い換えると、メニュー選び中の小さな振る舞いは、女性の中で次のような人物像として残りやすくなります。

  • 急かさない人
  • 価値観を決めつけない人
  • 私の迷いを面倒がらない人
  • 小さな迷いにも、優しく付き合える人
  • 会話そのものを楽しもうとしてくれる人
  • 話していて圧がない、一緒に食事を楽しめそうな人

これらの可能性がある「今何を食べたいか」という極めてライトな共通トークテーマ。
まさにボーナスタイムです。

メニューを決めるまでの時間は、待ち時間ではない。
 
話しやすい人になるためのボーナスタイム。

食事デートでは、早く注文することより「話しやすい印象」が大切

デートにおいて「なんか話しやすい人だったな」といった印象は、次のデートに繋がるかどうかを大きく左右します。

「メニューが決まって、オーダーを通してからがトークの本番」
そう捉えていたのであれば、あまりにももったいないです。

メニュー選びも本番です。
思考の休憩時間ではありません。

メニュー選びというイージーな話題で共感を積み上げる。
オーダーを通した時には、すでに「少し話しやすい人」のポジションを確立。

「少し話しやすい人」程度の印象であっても、「まだよくわからない人…」に比べれば圧倒的に有利です。

この印象の差が、その後の会話の質を変え「楽しく話せてデートが盛り上がるかどうか」に影響を与えます。

まとめ|女性がメニューで迷う時間は、食事デートの会話チャンス

女性がメニュー選びで迷う時間。

これは、男性が素早く解決すべき「トラブル」ではありません。
誰もが参加できる「ご飯トーク」への招待状です。

「今何を食べたいか」は、数ある話題の中でも群を抜いて会話しやすいテーマです。

そこに完璧な答えを出す必要はありません。
なぜなら、最後には相手自身で決断できるからです。

男性に求められているのは、料理の専門知識でも、鮮やかな決断力でもなく、ただ迷いに寄り添う「共感役」としての振る舞い。

目指すところは、急かさず、奪わず、放置せず、一緒にメニューを覗き込んで迷いの時間を楽しむ姿勢。

それだけで、食事前の空気は一段階親密なものに繋がっていきます。

「デート中の会話で何を話せばいいのか」
「初回デートで女性の好印象に繋がるトークを知りたい」
こう悩んでいるのであれば、今回のこの記事をぜひ参考にしてみて下さい。

食事デートで大切なのは、早く注文を決めることではありません。
 
注文が決まるまでの時間を、話しやすい時間にできるかどうかです。

  1. Sussman, Rachel F., Jin, Jiaxiang, and Mohanty, A. “Feeling rushed? Perceived time pressure impacts executive function and stress“. Acta Psychologica. 2022, 229, 103702
  2. Vanden Abeele, Mariek M. P., Antheunis, Marjolijn L., and Schouten, Alexander P. “The effect of mobile messaging during a conversation on impression formation and interaction quality“. Computers in Human Behavior. 2016, 62, 562-569
  3. Steindl, Christina, Eva Jonas, Sandra Sittenthaler, Eva Traut-Mattausch, and Jeff Greenberg. “Understanding Psychological Reactance: New Developments and Findings“. Zeitschrift für Psychologie / Journal of Psychology. 2015, 223(4), 205-214
  4. Collins, Nancy L., and Lynn Carol Miller. “Self-disclosure and liking: A meta-analytic review“. Psychological Bulletin. 1994, 116(3), 457-475
  5. Brown, Penelope, and Stephen C. Levinson. 『Politeness: Some Universals in Language Usage』. Cambridge University Press, 1987
  6. Paik, Jihyun Esther. “The contextual effects of advice solicitation on advice outcomes: The role of perceived face threats and psychological reactance“. Communication Monographs. 2020, 87(1), 70-91
  7. Ross, Lee, David Greene, and Pamela House. “The “False Consensus Effect”: An Egocentric Bias in Social Perception and Attribution Processes“. Journal of Experimental Social Psychology. 1977, 13(3), 279-301
  8. Reis, Harry T., Clark, Margaret S., and Holmes, John G. “Perceived partner responsiveness as an organizing construct in the study of intimacy and closeness“. Handbook of Closeness and Intimacy. 2004, 201-225

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