外出先のトイレの便座。
誰が使ったかもわからず、清潔かどうかもわかりません。
「♂️ここに座るのは、ちょっと嫌だな…」
そう感じて、立ったままおしっこを済ませる。
ですが、立って用を足せば、尿ハネは便器の外にも飛んでいきます。
その行き付く先は床や壁、そして自分のズボンなどです。
つまり、これが外出先なら、ズボンに尿を付けた状態のまま過ごし、誰かと会ったりもすることになります。
済ませたいのが大であれば、座るのが嫌なら出すのを我慢するしかありません。
だからといって、嫌な気持ちを我慢することだけが正解だとは言いません。
この記事で扱うのは、掃除や衛生の話ではありません。
「気にせず座る」でも「立って済ませる」でもない、座れる状態を自分で作る、という第3の道の話です。
まず、その「座りたくない」という気持ちを、分解する所から始めていきます。
我慢して座るか、立って済ませるかの2択にしない
「♂️座面が汚れてそうで嫌だ」
「♂️前に使った人の跡が見える」
「♂️ズボンの裾やベルトが床に触れそう」
人によって、何が嫌なのかは様々です。
そして、嫌だと感じること自体がおかしいわけではありません。
問題は、その気持ちの逃がし方が、「我慢して座ってトイレを済ませる」「我慢せず立ってトイレを済ませる」の2つしかないことです。
便座の汚れを避けても、尿ハネがズボンに付く
立ってトイレを済ませれば、尿ハネ問題に直面します。
ズボンに付くのは尿であり、汚れです。
つまり、便座の汚れを避ける代わりに、ズボンに尿を付けている、この現実があります。
理想を言うなら、汚れたくない。
こう考える人の方が多いと思います。
ですが、形状や環境で変わる便器を相手に、立ったままでも尿ハネしない方法を編み出すのは現実的とは言い難いです。
立って用を足すと、なぜ狙いを外していなくても尿ハネがズボンや床に付くのか。
その仕組みは👉「男性も座って小便すべき理由」で詳しく解説しています。
つまり、目指すは「不快感を避けつつ座る方向」になります。
そして、そのためにまず必要なのは、「何が嫌なのか」を知ることです。
「外出先のトイレに座りたくない理由」を、4つの原因に分ける
「♂️なんとなく嫌…」
このなんとなくを分解していきます。
公衆トイレを含め、外出先のトイレの便座に座れない理由を、大きく4つに分けます。
| 嫌の種類 | どんな嫌か |
|---|---|
| ❶便座の表面 | 見えなくても汚れが付いてそう |
| ❷素肌の接触 | 肌が便座に触れること自体が嫌 |
| ❸荷物の置き場 | トイレの床に置くと荷物が汚れそう |
| ❹衣類(裾) | ズボンの裾が床に付くと汚れそう |
ここで大事なのは、4つ全てを1つの方法で解決しようと思わないことです。
何が嫌なのか、原因が違えば、やることも変わります。
次に、それぞれの原因に対し、どんな対処が可能なのかを見ていきます。
便座の表面の汚れが気になるから座りたくない
便座に汚物の付着が見えているレベルであれば、それはもう別のトイレを探すべきです。
「♂️目に見えて汚れてはいないが、汚く感じてしまう」
この場合は、お掃除シートで拭く事が嫌の緩和に繋がります。
汚く感じてしまうのは、「綺麗かどうか分からないから」ではありませんか?
お掃除シートを使って自分で便座を拭く。
少なくとも「清掃されていないかもしれない…」という不安は解消できます。
携帯用のお掃除シートであれば、そこまでかさ張る物でもありません。
これで、汚れの不安を「自分で綺麗にしたからもう大丈夫」に変えられるなら問題は解決です。
ですが、「♂️自分の清掃に自信が持てない…」となるなら、次の方法とセットで考えてみてください。
便座に直接素肌が触れるのが嫌だから座りたくない
この場合は、便座が綺麗かどうかの話ではなくなります。
対処としては、「便座に触れない」になります。
どう触れずに座るのか。
そのためにあるのが「携帯用便座シート」です。
携帯用便座シート
便座とお尻の間に挟むことを目的として開発された商品だけあって、多くの商品には、抗菌加工など、清潔面への配慮がなされています。
また、紙製のタイプは、使用後はそのまま流せるので、ゴミの心配もいりません。
便座とお尻の間に挟むだけなら、トイレットペーパーでも代用可能です。
適度な長さに取り、何重かに折って敷くことで、素肌と便器の物理的な接触を防げます。
どちらを使うかは、「どの水準まで求めれば安心できるか」を基準に判断してみてください。
基準の例
❶素肌と便器の間に「何かを挟めば大丈夫」なら、トイレットペーパー。
❷「挟む物の清潔さも気になる」なら、専用の携帯用便座シート。
まず便座をお掃除シートで拭き、その上で携帯用便座シートを敷く。
この2重のケアで、「なんとなく嫌…」を「これなら大丈夫」に変えていきます。
荷物置きがなく手荷物が床に付くから座りたくない
これは直接的に便座が嫌なのではなく、座ったことで生じる問題に対する抵抗です。
まずは手荷物から見ていきます。
バッグをトイレの床に置く、これはちょっとしたアイテムで解決できます。
バッグハンガー
テーブルやドアなどに引っ掛けて使う携帯用フックです。

フックをトイレのドアの上部などに引っ掛けて、手荷物や上着をぶら下げる。
これで、床に置くことなく用を足せます。
リング型やカラビナ型であれば、携帯性にも優れ持ち歩きも苦になりません。
置く事への抵抗を、宙に浮かせるアプローチで緩和させる方法です。
便座に座ることでズボンの裾などが汚れるから座りたくない
座る際にズボンを下げますから、何もしなければ裾はトイレの床に付いてしまいます。
これは一工夫で解決できます。
- 座る前にズボンの裾をまくる
↓ ↓ - ズボンを下げる
↓ ↓ - 便座に座る
↓ ↓ - 膝を開く、または閉じる
ポイントは④の膝です。
膝を開くことで、ズボンがそれ以上落ちにくくなる。
膝を閉じることで、膝でズボンを挟み落ちにくくする。
事前に裾をまくり、その上で膝でズボンが落ちないようにする。
これで、ズボンが床に付く事を防げます。
普段、ズボンを足首まで下ろして座っている方は、違和感があるかと思います。
その場合は、最良ではなく妥協案だと、割り切って考えてみてください。
そこまでしてでも便座に座る必要があるのか
いくつかのアイテムと方法を解説しましたが、対策するなら荷物が増えます。
「♂️わざわざ持ち歩くのか…」
こう思うかもしれませんが、これは考え方次第です。
例えば、夏場に「汗拭きシート」を持ち歩くのは、よくある話です。
不快感を取り除き、清潔を維持するために、バッグなどに入れて持ち歩く。
仕組みは同じです。
対象が、汗から便座に変わっただけです。
対策したい何かがあるから持ち歩くのは、何もおかしな話ではありません。
ですが、アイテムも方法も、便座に座りたくなる魔法ではありません。
「♂️そこまでして便座に座るべきなの?」
こう思ったとしても、それは当然の反応です。
ここは分けて考えてください。
❶便座に座りたくなる、アイテムや方法。
❷便座に座る必要がある時に、抵抗を減らすためのアイテムや方法。
考えるべきは❶ではなく❷です。
嫌は嫌でいいんです。
大事なのは、嫌との付き合い方です。
嫌だからこそ、すべきタイミングで嫌を少しでも軽くする方法を知っておく。
そう思えばこそ、ここでの知識が活きてきます。
✅尿ハネすらも気にしたい、デートなどの大事な場面。
✅お腹の調子の都合で、急にトイレに向かう場面。
知識が活きるのは、これらの場面です。
そもそも、なぜトイレでの振る舞いが、気になる相手との時間にまで響いてくるのか。
その考え方は👉「男のトイレ作法は恋愛の盲点」で詳しく解説しています。
そうした時のために、まず1度実践してみて感触を掴んでおくことは、無駄ではないと思いませんか?
まとめ|嫌は嫌のままでも、外で便座に座れる条件を作る
外の便座に座りたくない。
その気持ちを、0にしなければと思う必要はありません。
必要なのは、諦めとも我慢とも違う、第3の選択肢です。
嫌の原因を把握する
↓
嫌に対する対策を知る
(どの条件なら座れるかを判断)
↓
必要な時に妥協案を実行する
(座れる条件に合わせ整える)
↓
尿ハネを抑えられる
急なトイレでも困りにくくなる
嫌を好きに変えるのではなく、座れる条件と対策を知っておくことで、嫌な思いを減らせます。
小用のあと、下着に残る「最後の一滴」を持ち出さない終え方
👉「尿を下着に付けない3つの習慣」
大便のあと、拭いた回数ではなく状態で終わりを決める考え方
👉「お尻の拭き残しを防ぐ確認の習慣」
使ったあと、次に入る人へ使用跡を残さない出方
👉「次の人を不快にさせないトイレ退出作法」


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